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プロジェクトの概要

プロジェクト研究の概要

 本プロジェクトでは,教科架橋型教科教育実践学を構築するとともにそれに基づく教員養成系大学・学部の研究者養成の在り方についても研究する。

 新たに公表された学習指導要領においてはカリキュラムマネージメントの考え方の基に各教科の独自性を踏まえた有機的な架橋による児童・生徒の資質・能力の育成が唱えられている。一方,兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)においては,教員養成系大学・学部の教員の養成も兼ねて博士課程学生の教育・研究能力の高度化が図られ.各教科個別に教育実践学の構築が行われてきた。しかし,教科教育実践学における教科群の架橋とその具体像としてのカリキュラムマネージメント力育成の視点を取り込んだ研究には至っていなかった。そのため,各々の教科においての本質を教科間で互いに関連させながら教科架橋型として全教科的な視点から教科教育実践学について検討する必要が生じていた。また,連合学校教育学研究科担当教員の研究成果を博士課程学生への指導に還元させる必要も生じていた。 

 これまでの連合研究科共同研究プロジェクトでは,プロジェクトE(平成17~19年度)として“教育実践学の理論構築及びモデル研究”が行われており,またプロジェクトF(平成18~20年度)として“教育実践の観点から捉える「教科内容学」の研究”が行われてきた。さらに,日本教科教育学会の書籍“今なぜ、教科教育なのか―教科の本質を踏まえた授業づくり”の刊行や,日本教科内容学会での教科内容学の研究も行われてきた。これらは各教科の視点からの教育実践研究を統合した研究としてまとまっているものの,海外での研究成果を含めての教科を架橋した研究としてさらに発展できる可能性も残されていた。また,博士論文の体系的な分類・整理を行っているものの,博士課程学生の指導の在り方まで踏み込んだ研究には至っていなかった。 

 これらを踏まえ,本研究では,外国人研究者の助言も参考として教科架橋型教科教育実践学の構築を図るとともに,教員養成系大学・学部教員の養成の在り方についても考究し,研究者養成を踏まえた教科架橋型教科教育実践学について研究する。