特別セミナー「社会系教科目の授業実践における学習材の機能と活用」

(大阪でのセミナー風景)(東京でのセミナー風景) 

〔大阪開催〕
「歴史授業の目的と教材の機能・活用法に関する日英比較研究」
日時:平成21年12月23日(水・祝) 13:30~17:00
場所:キャンパス・イノベーションセンター大阪(大阪市北区中之島)4階 多目的スペース3

〔東京開催〕
「英国における歴史教育実践の動向と課題ならびに論点争点」
日時:平成21年12月26日(土) 13:00~15:30
場所:キャンパス・イノベーションセンター東京(東京都港区芝浦)2F 多目的室2

 平成21年12月23日に,キャンパス・イノベーションセンター大阪にて,12月26日に,キャンパス・イノベーションセンター東京にて,特別セミナー「社会系教科目の授業実践における学習材の機能と活用」をそれぞれ実施いたしました。
 大阪でのセミナーでは,デイビッド・ウィルキンソン(David Wilkinson)教諭(イギリス,Raine’s Foundation School 歴史科主任教諭)と,石川照子教諭(兵庫県立西宮高等学校)に講演いただき,ご自身が理想とする歴史授業の一部を再現(模擬授業)しながら,本セミナーのテーマに係わってご提案をいただきました。また講演終了後,両提案の比較検討を踏まえて,歴史教育の目的と指導法をめぐって意見交換を行いました。
 はじめに,ウィルキンソン教諭による講演「エビデンスとしてのビジュアル資料の活用」が行われました。同教諭は,歴史の一次資料(バイユーのタペストリー)を使い,歴史学習における発問設計の論理,また,子ども達とのコミュニケーションに基づいた授業展開の方法論を,具体的な授業を基にご教示頂きました。
 続いて,石川教諭による講演「現代の日本と新しい文化」が行われました。講演では,高校3年生対象の歴史授業(戦後史)を事例に,時代解釈を形成する歴史学習の方法をご教示頂きました。日本の「戦争責任」に対する多様な見方を保障する授業構成,また,それら多様な解釈を踏まえた,自らの見方・考え方を検討する方法論について,具体的な指導案を基に,議論されました。
 また,東京でのセミナーでは,デイビッド・ウィルキンソン教諭に「英国における歴史教育実践の動向と課題ならびに論点争点」と題して講演いただき,大阪での講演内容をもとに英国における歴史教育の動向に関して論点の整理を行いました。
 両セミナーでの質疑応答の際には,①歴史教育の本質と学習原理の関係(歴史を「分かる」と,歴史を「考える」の関係),②提案者の考える歴史学習カリキュラム,③学習環境の選択と構成について,参加者と活発な議論がなされました。
 最後になりましたが,講演頂きましたデイビッド・ウィルキンソン先生,石川照子先生へ改めて感謝の意を表したいと思います。

(文責 田中 伸兵庫教育大学学術研究員)

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