第17回「脳の発達と可塑性」

教育実践学フォーラム~学校教育の諸問題と可能性を求めて~
2009年度メインテーマ「教育 - 脳科学からのアプローチ-」

フォーラムの趣旨

 
 教育実践学フォーラムも今年で6年目です。この3年間,教育実践学を真正面から取り上げたテーマが続いています。今年度は少し視点を変えて,他の領域から教育実践を眺めてみたいと思います。最近しばしば話題になり,研究も盛んになってきている脳科学に焦点を当てます。この新たな学問領域で活躍されている先生方に,「教育-脳科学からのアプローチ-」と題して,お話しいただきます。

連合学校教育学研究科研究主幹・松村 京子

  

第17回「脳の発達と可塑性」

 ・ゲストスピーカー 津本忠治 理化学研究所脳科学総合研究センター・シニアチームリーダー
     JST戦略的創造研究推進事業「脳の機能発達と学習メカニズムの解明」研究総括

(概要)
 最近の脳科学は,子どもの脳がどのように形成され,発達し,なぜ高い適応能力や学習能力を備えているのか,その仕組みをかなり明らかにしてきました。本講演では,この発達脳の可塑性について,以下の点を中心にお話しします。

  1. 発達脳構成要素のゆとり,脳には多数の神経細胞が存在し,各細胞は多くのシナプスで他の細胞と繋がり,複雑な神経回路網を作っているが,これら脳の構成要素は,出生直後は成人よりはるかに多く,また過剰なシナプス同士でよく使うものが他を追い落とすといった競合があり,その結果神経回路網は改変或いは精緻化される。
  2. 脳機能発達における感受性期の存在。脳の特定領域の機能は感受性期(臨界期とも云う)と呼ばれる生後発達の一定の時期に変わり易く,その時期を過ぎると変わりにくくなる。
  3. 感受性期における可塑性の仕組み,神経回路が変わる仕組みとして,興奮を抑える抑制系や神経栄養因子などの役割が重要とされている。

パンフレット

申込方法

「フォーラム申込み」と標題を付けて,次の事項を記入の上,Eメール又はFAXでお申込み下さい。

申込先・問合せ先

兵庫教育大学・連合大学院事務室
e-mail: office-rendai-r@hyogo-u.ac.jp
tel: 0795-44-2068
fax: 0795-44-2269

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