教育実践学フォーラム2007「芸術教育におけるコンピテンシー」

教育実践学フォーラム2007
「芸術教育におけるコンピテンシー」

平成20年3月8日,大阪サテライト4F「多目的スペース3」にて,兵庫教育大学連合大学院教育実践学フォーラム「芸術教育におけるコンピテンシー:学校教育の諸問題と可能性を求めて」を開催致しました。

ゲストスピーカーは愛知教育大学教授のふじえみつる先生です。14時30分より,研究科長の岩田一彦先生よりご挨拶,続いて研究主幹の福本謹一先生よりふじえみつる先生の御紹介が行われた後,御講演を頂きました。

本講演は,コンピテンシーをキーワードに主に以下の2つの点を御講演いただきました。第1は学力観の中身(内容知)について,第2は学力を身につける手段や手続き(方法知)についてです。

本講演では,現在議論になっているコンピテンシーを,概念的なレベル,実質的なレベルの両面から分析されました。分析の基盤は主に芸術教育の観点に基づくものでしたが,その結果は一教科に留まらない教育全般に対する新しい提言となっておりました。中でも,Abilityの段階的な理解(Faculty→Potentiality・Capacity→Skill・Knowledge→Competency)は学力を教科横断的かつ分析的に捉える一つのモデルでありました。そのため,従来,一教科内のみ,もしくは抽象的な議論に留まっていたコンピテンシーの議論を,内容・方法を伴った間学問的なレベルへと押し上げる新たな試みが示されました。

講演後の質疑では,資質・能力の教育可能性,感性の科学性の捉え方,育てたい子ども像等について質問がなされました。その中でも,学校教育で育成する「共通の人間像」について展開された議論は,実務家教員の育成を行ってゆく本プログラムのこれからの方向性を示しておりました。最後になりましたが,御講演を頂きましたふじえみつる先生にあらためて感謝の意を表したいと思います。

(文責 / 田中 伸)

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