

研究科長就任に当たって
兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科長 原田 智仁
兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科は,学校教育に関わる多様な教育実践や教育的諸課題を研究対象とし,また教育学研究に実践を重視した研究方法を導入することにより,「教育実践学」を確立するとともに,高度の研究指導能力を有する実践者及び実践に根ざした研究者を育成することを使命としています。
本研究科は平成8(1996)年4月,兵庫教育大学を基幹校とし上越教育大学,岡山大学教育学部,鳴門教育大学を参加校とする4大学の連合学校教育学研究科として発足しました。平成22(2010)年度入学生を含めこれまでの入学者総数は398人,また平成22年3月までに授与した課程博士は172人,論文博士は69人にのぼっています。
この間,平成11(1999)年3月に『教育実践学の構築』を,平成18(2006)年9月には『教育実践学の構築 第2集』を刊行し,教育実践学の体系化への方向性を示しました。また,平成12(2000)年から刊行を開始した『教育実践学論集』は現在第11号を数え,学会や教育実践の場で広く認知されるに至っています。さらに,平成19(2007)年度から21(2009)年度にかけては,大学院教育改革支援プログラムの採択を受け,教育実践学コンピテンシーの育成を目指した教育課程等の再編にも取り組むとともに,教職大学院を踏まえた新専攻(先端課題実践開発専攻)を設置しました。
この他,本研究科では連合大学院の特色を生かした共同研究プロジェクトを立ち上げ,4大学の研究者の密接な連携の下で研究を推進しています。個々の教員・大学院生による研究と共同研究プロジェクトを車の両輪として,今後も教育実践学のさらなる発展に向けて努力し,研究成果を広く社会に還元して参りたいと思います。
何卒,本研究科に対してご理解とご支援をいただきますよう,お願い致します。
平成22年4月1日